Sweet Rain

日々のあれこれ、たまに詩

母の入院

土曜日(10日)の昼前に弟から電話が来て、母が腹痛で熱もあり、老人ホームの看護師さんに付き添われて、病院へ行くとの連絡があった。検査入院になるかもしれないとのこと。弟がすぐ病院に行くとのことなので、診察結果の知らせを待つことにした。

昼すぎに連絡があり、虫垂炎で緊急手術をするとのこと。また、この時期に入院かと軽い感慨をおぼえる。ここ数年、足を骨折したり、顔の骨を折ったり、母にとってこの時期は魔の季節なのだ。

今回は虫垂炎で、入院も短期間らしいので、まだ良いほうだ。3時前に病院で弟とおちあうことにして、昨年使った入院グッズを用意した。当座の下着や衣類はこちらにはないので、老人ホームの職員さんが病院まで持ってきてくれるとのこと。職員さん、いつも迷惑ばかりかけていて申し訳ありません。

コロナ禍で、私たちはホーム内に入れないし、病院のほうも面会禁止で病室に入れないので、すべてが伝言ゲームのように、荷物の手渡しになる。なかなかやっかいだ。

3時に病院で弟とおちあう。手術はすでに終わっていて、担当医の説明も聞いたらしい。腹膜炎もなく、どうやらうまくいったようだ。しかし、90を過ぎても、盲腸になるんだと、また変な感慨をおぼえる。ここまでなにもなく体内に持っていたら、死ぬまで悪さをせずにそのままいきそうなものだけどね。

昨日、病院の看護師さんから電話があり、そのあと母と話す。声はけっこう力強い。化粧品の入ったポーチなどを持ってきてほしいとのこと。ホームの職員に頼んで、見つけてもらい、ちょうど書類を出すために病院にいた弟に届けてもらった。入院期間も短いし、こんな状況なのだから、ちょっとくらい我慢してもらいたいものだが、変な格好で人前にいたくないという戦前の女性なのでしょうがないか。

あとは退院まで何もないことを祈りたい。