Sweet Rain

日々のあれこれ、たまに詩

母の衣替え

先週、夏日に近い日が続いていて、おふくろからそろそろ夏服が必要そうだとの連絡があり、ここ数日は涼しい日が続いているが、衣替えのため、今日、おふくろが生活している老人ホームへ夏服を届けに行った。

老人ホームは新型コロナのために、いまだに面会できない状態なので、玄関口で職員さんに依頼して、夏服と持って帰る冬服を交換するスタイル。

約束した時間よりちょっと早くホームに到着すると、持って帰る冬服が見当たらないらしい。職員がおふくろに確認するということで、待っていると本人登場。思っていたより、元気そうだ。距離をとった面会だったが、会えてよかった。

冬服はホームの職員同士の連絡ミスのようで、無事に回収できた。

しかし、職員とのやりとりを見ていると、おふくろはまだまだ元気そうだ。

何年か前から、ホームの生活にもなじんでいるようで、きっと、一人で生活するよりもずっと健康的な生活を営んでいるんだろう。私たちと一緒では、きっと、実現できてなかったように思う。

私ももう少しで70になる。いやはや、他人事ではないよね。老いとどういうふうに折り合いをつけていくか。とても重要なことだと思う。

ただ、よくドラマなどで描かれる、さまざまな経験を経て、なにもかも悟ったような老年には今少し抵抗したいと思う。最後まで、生きることを楽しみたいからね。

だって、まだまだどきどきしたいよね。ねえ、みんな。