Sweet Rain

日々のあれこれ、たまに詩

円山応挙から、紅葉の京都を巡る旅③ 金戒光明寺など

11月26日(火)

 

6時起床。いつものように妻は大浴場、私はシャワー。

7時すぎに朝食をとり、最終日なので荷物をまとめて、8時すぎにチェックアウト。

スーツケースをあずけ、地下鉄からバスに乗り換えて、金戒光明寺をめざす。

開門前の9時ぎりぎりに、内部が特別公開されている山門に到着。今日の楽しみのひとつ。

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急な階段を登って、山門の中へ。お堂があり、天井には竜が描かれ、釈迦三尊像十六羅漢が安置されている。お腹に阿弥陀様を宿している羅漢像があり、これは何を意味しているのだろうか。風が強く、とても寒い。

外を見ると、京都市内がほぼ全て見渡せる構造になっている。説明の人によれば、ここは敵の侵入を見張る場所でもあったという。

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その後、御影堂(伝運慶作中山文殊あり)、方丈(若冲あり)、三重の塔を見る。

最後に墓の中にある五劫思惟阿弥陀仏(アフロ仏)を詣でる。

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(彼は何を考えているのか。)

次に歩いて、聖護院門跡をめざす。10分くらいで到着。

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何人かの天皇が仮住まいされたお寺。説明役の女性が詳しく説明してくれて、修験道の歴史などがよくわかった。時代の違う不動明王が何体もあり、不思議な感じ。書院の襖絵がよく見えれば、もっとよかったのだけれど。ちょっと残念。

今回のお寺巡りはこれで終わり。なかなか充実していた。

ちょうど昼時だったので、近くの「七福」へ。古くさい作りの中華屋さん。紹興酒のキープボトルがたくさん。きっと学生とかが多いのだろう。2人ともチャーハンを食べる。そこそこおいしい。

お腹がいっぱいになったところで、近代美術館に向かい、「円山応挙から近代京都画壇へ」の後期を見る。大乗寺の襖絵は通期で替わらないが、その他にも応挙の絵が増えていて楽しめた。

ついでに、コレクション展をみて、福田平八郎という画家が気になった。帰ったらすこし調べてみよう。

これで今回の予定は全て終了。時間があったので、地下鉄東山駅のそばにある明智光秀首塚に行くことに。

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行ってみると本当にちいさなお堂があり、写真をとったらなぜかピンボケになってしまった。光秀の霊がいまだにいるのか。

地下鉄に乗り、ホテルへ戻って荷物を受け取る。部屋は狭かったがなかなか良いホテルだった。

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ホテルを出て、3時半のリムジンバスに乗り、伊丹空港へ。

お土産を物色し、5時半過ぎに「がんこ」で夕食。私は上天ぷらうどん。妻はすし。ついでに串カツをつける。さらに私はお酒を2本。さすが大阪、串カツがおいしかった。

19時10分の飛行機で千歳へ。空港駅でJRに乗って自宅へ。JRを降りるとホームが凍っていた。寒い。10時頃帰宅。

毎日、2万歩は歩いたかなあ。いつもながら、けっこうきつい行程だったけど、充実した旅でした。体の動くうちに、また、どこかへ行きたいなあ。