Sweet Rain

日々のあれこれ、たまに詩

サウンドバーを導入してみた

ずっと、液晶テレビでDVDを見ているのだが、特に音楽関係のものに関しては、音への欲求不満がたまっていた。そこで、先日、久しぶりに競馬で勝ったので、安いサウンドバーを買うことにした。

テレビが40型なので、コンパクトなものをと物色して、ヤマハのSRC20Aを購入した。今日、届いたのでさっそくセットしてみた。

テレビの下にちょうど良い感じで収まった。

正月にBSでやっていたローリングストーンズの「ライブ イン LA  2015」をためしに視聴することにした。

うーん、テレビのスピーカーよりは明らかに良いけど、オーディオ並みとはいかないか。特にバーの幅が狭いせいか、音の広がりがいまいちだ。ただ、時間がたつとスピーカーが慣れてきたせいか、ギターなどの音はいい感じになってきた。まあ、一万円台のスピーカーなので、多くを求めてはいけないということだ。

ところで、ストーンズのこのライブだけれど、70をとうに越しているメンバーが会場と一体になって、楽しそうに演奏しているのを見ることができる。みんな良い齢の取り方をしているということだろう。チャーリーワッツは亡くなったけれど、今年もツアーをするらしいし、彼らはどこまで走り続けるつもりなのだろう。

先日、ジェフベックも亡くなったし、私たちが熱狂したミュージシャンが次々といなくなるのを見るのは、ちょっと淋しいよね。

 

 

今年の初詣

今年も近くの白石神社に初詣へ。何年かぶりに晴天だったが、そのかわり、風が非常に冷たく、顔と手が痛い。

あとは写真で。

年が明けて三日目のせいか、人が少なくて、ありがたい。

10分ほど並んでお参りし、あとは例年通り、池の周りの社を巡る。

池はこの寒さで半分ほど、氷結している。

湧き水のある場所に造られた龍宮神社。左の洞窟の中には、不動明王がまつられている。

湧き水で作られた池の周りにあるせいか、水に関連する蛇や龍がたくさん。

最後に私の趣味の競馬の勝利を願って、馬頭観音を詣でて、今年の初詣は終了。

帰りにおみくじをひく。

ことしのおみくじはこんな感じ。

なかなか深いことが書いてあり、昨年があまり良い年ではなかったので、神様にはお見通しなのかとちょっとびっくり。

とり越し苦労をせずに、「今日は唯今日の事を、面白く楽しく、正しい心でやって行く」か。「禍も転じて幸になる」を信じて、今年は生活していきたいと思う。

ただ、「欲をはなれて人のためにつくしなさい」はすこしハードルが高いなあ。

 

 

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくおねがいします。

若くはないので、うさぎのように駆けまわるのは無理ですが、年相応に楽しい一年にするつもりです。

コロナがなかなかおさまりませんが、皆様も体に気をつけていただき、素晴らしい年になることを祈っています。

憂うつな一年 2022年を振り返る

客 久しぶりだね。なにかさえない顔をしてるね。今年はどうだったの?

主 やあ、一年ぶりだね。今年は2月に平和の祭典といわれている冬季五輪が北京であって、その後、ロシアのウクライナ侵攻があった。平和といわれているものが、いかにもろいものなのかが、その時、明らかになったよね。そして、ウクライナの人々に対して、彼らが必要としているときに、私たちが何もできないということがとてもつらかったよ。

客 まあ、世界情勢はどうしようもないとして、君の生活は?

主 これも最悪だった。3月にフィッシィング詐欺にあって、大変な思いをした。幸いにカード会社が適切に対処してくれて、実害はなかったんだけれども、こんなことにひっかかるなんて、という自分に対する幻滅は半端じゃなかった。まあ、普通に年寄りになったということだよね。その後すぐ、家の水回りとか、レンジフードとかが壊れて、一挙に不幸が押し寄せたと感じたんだ。全ての不幸が自分にむかってきたような感じだった。実際は築25年を過ぎた家は壊れるよね。そういう客観的な判断力がなくなっていて、悲観的な観念にしばらくとりつかれていた。まあ、普通にうつ状態だったと思う。

客 それは大変だったね。ところで、50年ぶりに旧友に会ったんだって。

主 そうそう。7月に高校時代の同級生たちに札幌で会ったんだ。しかし、みんな年を取ったよね。ただ、50年前の雰囲気は失っていなかったけどね。私たちにとって、1970年はなんだったんだろうね。あの時、ものすごい熱量があったのは間違いないけど。

客 まあ、なつかしさを大事にするのは年をとった証拠だね。ところで、今年はどこかへ旅行したの?

主 10月の末に妻の西国巡礼に付き合って、兵庫県の寺を巡った。特に浄土寺の快慶の阿弥陀三尊像はすばらしかった。見る最適の条件があるのだが、今回は残念ながら、そこにいたらず。ぜひ、黄金に輝く三尊像を見たいものだ。

しかし、兵庫県のお寺は、円教寺日比野克彦朝顔のプロジェクトをやっていたり、播州清水寺せんとくんの作者とコラボしていたり、お寺がずいぶんアートと近しい関係にあったりしてびっくり。これがあたらしい仏教の形なのか。

その時泊まった、有馬温泉も良かったよ。

客 そういえば、畑のほうはどうだったの。

主 今年は大豊作。キュウリもトマトもきっと農家並みにとれたと思う。天候が良いと、こんなことが起きるんだよね。来年もこうであればいいんだけど。

客 君の好きなBABYMETALがいよいよ新曲を発表したね。

主 コロナのパンデミックの中で、BABYMETALを知ったからこそ、この2年間を生き延びれたような気がしているんだよ。詩にも書いたけど、彼女たちの歌を聴くとなぜか涙ぐんでしまうんだよね。きっと、生きようとしている気持ちが同じ方向を向いているんだと思うよ。まあ、彼女たちには関係のないことだけどもね。

客 ちなみに来年はどうするの?

主 現実はなにも変わっていないので、畑をやり、音楽を聴き、本を読み、たまに競馬をやり、すこしだけ酒を飲む、といったところかなあ。あと、何年か前に思ったことだけど、近くのJRの駅を日帰りで旅してみたい。家に閉じこもるのは、得意じゃないので。

新型コロナがおさまれば、もう少し活動の幅を広げたいと思うけれど、こればかりはウィルス次第だ。

客 なんだかんだ言って、もう70台だよね。

主 うーん。あと何年生きるのかね。心を閉ざすのは好きじゃないので、なんとか楽しい年にしたいよね。きみも体に気をつけてね。

 

  

70歳のクリスマスイブ

今年もクリスマスがやってきた。

相変わらず、私のクリスマスは鶏の足があれば、満足。これは子供の時から変わっていない。

今年はこんな感じ。

妻が用意してくれたスパークリングワインもなかなかだし、サーモンの刺身もおいしかった。

しかし、ウクライナの人々など、私たちのように、こんな楽しい時間を過ごせない人がいることは忘れないようにしよう。

来年のクリスマスは、すべての人が笑顔でむかえられますように。

MEMORIES 5 (奥尻 1985) 

奥尻に着いた日は

まだ風もおだやかで

島はわたしたちを

あたたかくむかえてくれたようだった

 

人気のない

夏の終わりの海岸を巡り

夜は民宿村田で

新鮮ないか刺しと

うにでだしをとったぜいたくな浜鍋を

満喫した

 

翌日 台風襲来

フェリーは欠航し

車の中では

中村あゆみが何度も

 翼の折れたエンジェル

 みんな翔べないエンジェル

と歌っていた

 

その日は港近くの安いホテルにとまり

運転してくれたM君と

人生 こんなこともあるよね と

ぬるい日本酒を酌みかわした

 

翌朝は嘘のように晴れわたり

フェリーは定刻に出港した

耳の奥では

翼の折れたエンジェル」が

ずっと流れていて

 

形のさだまらない

水のような思いを抱いて

わたしの三十三才は

このように始まったのだ

 

  🔷8月の末に、奥尻でうまいものを食べようと、ちょうど誕生日の翌日から一泊二 

   日の予定で島を訪れた。車でなべつる岩などの観光スポットを回り、満足したと 

   ころで台風直撃。中村あゆみの「翼の折れたエンジェル」はいまだに体に染みつ  

   いたままだ。

何十年かぶりにジャズを聴く

そろそろ、家の断捨離をしようと思って、数年前に本はほとんど処分した。

そして、今度はレコードやCDを整理しようとして、中身をチェックしていたのだが、妙に若いころ聴いていたレコードが気になり、こちらも20年近くほこりをかぶっていたオーディオを掃除して、レコードプレーヤーに針を落としてみた。最初に妻のコレクションのセックスピストルズをかけて、オーディオの状況を確認。普通に再生してくれた。(しかし、セックスピストルズはすごいね。)

その後、暇なときに、昔はやったハービーハンコックやウィントンケリーなどを聴いて、なかなか良い感じなので、しばらくはレコードを処分しないことにした。

昨日、聴いたのはこちら。

エヴァンスのリリカルなピアノタッチが心地いい。そういえば、学生時代、ジャズ喫茶で、コーヒー一杯で2時間くらいねばっていたなあ。

レコードの中には山崎ハコや浅川マキなどもあり、当時どれだけ暗い感情の中にいたのかがよくわかる。今はちょっと聴く気になれないけど。

フリージャズなども、聴く体力が必要なのでちょっと無理。しばらくはピアノを中心とした静かな曲調のものを聴くつもりだ。

しかし、レコードのやわらかい音色は、CDと違って、久しぶりに聴くといやされ感が半端じゃない。

退屈なこの冬の時間つぶしには、なかなかいいものを見つけたかもしれない。