Sweet Rain

日々のあれこれ、たまに詩

菜園だより 番外 最後の庭仕事と平松さとし「泣ける競馬」

明日から天気がくずれそうなので、最後に残っていたバラの剪定をすることにした。高さ2メートルくらいになっていたクィーンエリザベスの枝を全て切り落とし、50センチくらいのほぼ幹だけの状態にして、簡単に支柱を立てて終了。ついでに花壇のほうの小さなバラ2株にも、冬囲いをして、今年の庭の作業はすべて終わった。あとは雪を待つばかりだ。

そういえば、畑の最後の収穫物はこんな状態。

つるし干ししていたトウガラシは、先週、枝から実をはずし、容器で乾燥中。

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1年分はぎりぎりあるかなあ。しばらくは買わなくてすむと思うけど。

同時に収穫したミニキャロットはピクルスに。

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焼いた肉にそえたりすると、けっこうおいしい。

まだ、残りがあるので、食べ終わったら、妻に頼んでまた漬けてもらう予定。

ラズベリーブラックベリーは昨日、ジャムになって我が家に帰還。

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妻のおかあさんの手作り。さっそく、今日の朝、ラズベリージャム(写真右)をパンにつけて食べたけれど、フレッシュでおいしい。おかあさん、いつもありがとうございます。

閑話休題。昨日読んだ平松さとし著「泣ける競馬」の話を少し。

馬券にはまったく役立たないエピソードばかりだけれど、私のようにもうからない競馬をもう40年近くやってるものにとっては、けっこう胸にささる話ばかりだった。競馬場をおおっている華やかな雰囲気の陰には、様々な死があって、平松さとしはそれをよく拾い集めてくれたと思う。

実際に競馬場で馬券を買っていると、目の前で転倒して、予後不良になった馬や、けがをした騎手を見ることがある。そんな時はとてもいやな気分になり、その日は勝てなくてもいいような気持で一日を過ごすことが多い。結局、ギャンブルより、馬や人が好きなんだろう。きっと、平松さとしも。

どの話もぐっとくるものばかりだが、私にはアドマイヤラクティのオーストラリア、メルボルンカップの死が一番胸にひびいた。一番人気で、故障してゴールし、人に迷惑をかけまいと、馬房まで必死で戻り、そこで落命した馬を思うと、ちょっと涙ぐんでしまった。

翌日、空になった馬房に向かって「Good morning!! Our mate!!」と呼びかける異国のホースマンの姿は、なんとすばらしいものか。

興味のある人は、ぜひ読んでほしい一冊である。