今日は快晴。気温も25度を越え、少し汗ばむくらいだ。
例によって暇なので、道立近代美術館へ、気になっていた東山魁夷展を見に行くことにした。
東山魁夷自体は、涼しげな風景に白い馬の絵があったなあ、という印象があったくらいで、それほど好きでもない画家だったのだが、今回は鑑真和上像を安置している御影堂のふすま絵が見られるということで、行くことにしたのだ。
ということで、美術館へ。
館内は意外とすいていて、ちょっと拍子抜け。
びっくりしたのはせっかく全ての障壁画を持ってきたのに、分割して展示されていて、全体が俯瞰できないということだった。まあ、美術館が狭いせいで、このような展示方法しかなかったのだろうが、少し残念。やはり、鑑真和上像を囲むような構成でこの絵を見なければ、本当のすごさはわからないだろうなあ、と思われた。
実際、唐招提寺に行くしかないか。
30分くらいで、展示場を出て、別展示の蠣崎波響、藤田嗣治などを見て、帰路につく。
札幌なら、この程度の展示で目一杯なんだろうな。
今日は地方の限界を感じた一日だった。