Sweet Rain

日々のあれこれ、たまに詩

縄文を見に東京へ。そのあと練馬区で、芳年に出会う ①

8月28日(火)

9時30分のANA便で東京へ。今回は妻との二人旅。11時過ぎに羽田着。気温は30度くらいはありそうだが、報道されているような酷暑ではなく、一安心。モノレール、電車を乗り継ぎ、今日宿泊予定の新橋のカンデオホテルに荷物を預け、上野に向かう。目的は「縄文 1万年の美の鼓動」展。

12時過ぎに東京国立博物館に到着。チケットを買うのに30分ほど並ぶ。日光にあたるとさすがに暑く、汗がしたたり落ちる。とりあえずゲートを抜けて構内に入る。

会場に入場するのも混雑してそうなので、付属しているレストラン「ゆりの木」で先に昼食をとることにする。30分以上待って、ようやく席に着き、二人ともカツカレーを注文。ここはホテルオークラがやっている店で、出てきた料理はとてもおいしい。

2時過ぎに会場へ。あまり並ばずに入場できたが、展示室に入ると大混雑。テレビや新聞で宣伝しすぎだよね。

見やすいところを選びながら、まずゆっくりと土器を見る。生活するために作られた道具が、火焔型土器のように、過度に装飾性を獲得するのはどういうことなのだろうか?ふしぎだ。また、巨大な石の耳飾りは、どう考えても実用的ではない。まあ、縄文人には彼らなりの価値観があったということだろうけど。

第二会場の最初が、今回の目玉の国宝6点(縄文のビーナスなど土偶5点、火焔型土器1点)そろい踏みだ。現代の感覚でも美しい形態をもっていて、また、ユーモラスでもあったりして、感心してしまう。これを見られただけでも、北海道からわざわざやってきたかいがあったというものだ。

土偶は人型だけでなく、動物を型どった物などはとてもかわいい。きっと、野生が本当に身近なものだったのだろう。

すいていれば何時間でもかけて見たい展示だったけれど、4時をだいぶ過ぎたので会場をあとにする。とても満足しました。

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写真撮影用の国宝土偶たち。

立ちっぱなしで少々疲れたので、ホテルへ戻ることに。コンビニでジュースなどを買い、5時半頃にホテル着。夕食までしばし休憩。7時前にホテルを出て、予約している魚金本店へ。しかし、飲食店が並んでいる小路はサラリーマンで混雑していて、東京のエネルギーは、相変わらず半端ではないようだ。

魚金も混んでいて、案内された3階の座敷もいっぱい。カウンター席で食事することに。

刺身の盛り合わせ、とうもろこしのかき揚げ、サーモンのハラス焼き、鶏の竜田揚げを頼み、私はとりあえずビールを飲む。出てきたものはどれも量が多く、食べきれるのか心配になるほど。刺身は青魚が多く、いまいちだったけれど、東京だからしょうがないか。他はとてもおいしかった。私は尾瀬の雪どけ純米吟醸を飲んで大満足。結局、おなかがいっぱいで、ごはん物は食べれず。会計して、ホテルに戻る。

部屋に帰り、一休みして大浴場へ。

今日の疲れをゆっくりいやして、就寝。