５月２２日（火）
千歳発７時５０分発のADO便で仙台空港へ。朝、４時半起きで眠い。
９時に仙台空港着。気温は札幌と同じくらいで過ごしやすい。
空港アクセス線で国府多賀城へ。東北歴史博物館で「東大寺と東北展」を見る。
こんな田舎の博物館で東大寺の仏像が見られるのが不思議な感じだ。
メインは地蔵菩薩立像（快慶作）と、いわゆるアフロ仏（五劫思惟阿弥陀如来像）、それと誕生釈迦仏。点数は少ないが、けっこう見ごたえがあった。
ロビーにはこんなものも。
１２時すぎに電車で仙台駅に戻り、昼食にそばを食べる。
一休みして、１３時３０分のローカル列車で福島へ。
１５時に福島着。レンタカーを借り、今日の宿、岳温泉「きらり」を目指す。
（私は運転できないので、妻の運転です。）
くねくね曲がる山道を走り、１６時過ぎに「きらり」に到着。
部屋で着替え、温泉へ。
白濁したみょうばん泉でとてもやわらかいお湯。ほかに人がいず、貸切状態。とてものんびりしました。
１８時半から夕食。こんな感じ。
量も多く、とてもおいしくて満足。お酒もすすみました。
私は部屋へ帰って、寝不足もあり爆睡。お酒を飲まない妻は寝る前にお風呂に入ったそうです。
５月２３日（水）
６時前に起きて、お風呂へ。すっきりして、７時２０分に朝食。普通の和定食。ただ、とろろがおいしかった。
８時にチエックアウト。最初の寺が１０時の予約なので、ナビをセットすると、なぜか到着時刻が１０時を過ぎて表示され焦る。家で調べたところでは充分間に合う予定だったので、スマホで確認したところ、２０分くらい余裕があるはず。どうなっているのだろう。とりあえず、会津に向かって出発。空は曇り空。雨が降りませんように。
今日は「ころり３観音」めぐりがメイン。
９時４０分頃、中田観音（弘安寺）着。お年寄りたちの団体がいたが、観音様は厨子の中で、予約したものだけがお顔を拝見できる。予約客は私たち２人だけ。１０時に住職が到着し、ちょっと長い説教のあと、御開帳。お経をあげた後、ゆっくりと見せてもらう。ご本尊が十一面観音。脇侍が不動明王と地蔵菩薩。けっこう大きな観音様。住職の話だと、「ころり」はもともとは「日切」で、重い病気にかかった時に、長患いすることなく、３日とか５日（日切）であの世にいけるようになる信仰とのこと。
この観音様はまた野口英世の母が息子の出世を願って、願掛けしたことでも有名である。
お堂の全景。最期に苦しまずに死ねるように、だきつき柱に抱きついて、車へ。
続いて、１１時１５分に予約している勝常寺へ。
予約客は私たちだけ。団体客のあと、薬師堂で薬師如来坐像（国宝）を詣でる。とてもきれいな薬師様。次に収蔵庫で、脇侍の日光、月光菩薩、１２神将を見る。昔は金堂があり、そこに全てまつられていたらしい。見たかったなあ。
次に２つ目の観音様の立木観音（恵隆寺）へ。１２時過ぎに到着。
巨大な千手観音。8.5メートルあり、ケヤキの一木彫り。台座の下にはまだ、根があるらしい。狭いところに風神、雷神をいただいた28部衆がひしめきあっている。近くから見上げるしかないのが残念。ここのだきつき柱は満願成就の柱とのこと。何を願ったかはないしょ。
昼食は近くの道の駅へ。私はカツサンドとパスタの弁当。妻はうなぎ弁当。私は量が多すぎてゲップ状態。ついでに昨夜食べておいしかったウリの味噌漬けも衝動買い。
13時半頃、3つ目の観音様の鳥追観音（如法寺）到着。
観音様に手を合わせた後、左甚五郎作の彫刻に隠された「隠れ三猿」探し。3匹を見つけると幸福になるというのだが、3匹目がなかなか見つからず。ギブアップして、住職の奥さんに由来とともに教えてもらう。やましい心の人には見つからないらしいので、結局、私には無理だったらしい。
15時過ぎに狭い道をくねくね登りながら、雨の中、崖の上にある圓蔵寺へ。
まず、虚空菩薩を詣でる。ここは赤べこ発祥の地。牛の像や赤べこが境内に置かれている。それぞれなでて、幸せを願う。
16時に今日の宿、東山温泉「千代滝」へ向かう。近いと思って選んだ道がとんでもない山道でドライバーの泣きが入る。
17時過ぎに「千代滝」到着。大きなホテルでびっくり。
とりあえずお風呂へ。成分表示がなかったが、おそらく単純泉。
お湯は昨日のほうが上。広い浴槽で、とてものんびりできる。
18時30分に夕食。こんな感じ。
写真の犬は3年前に亡くなったパックです。いつも旅行の時は一緒。
お造りが、ゆば刺しだったのがちょっとがっかり。その分、肉を増量したのが正解だった。会津のお酒はどれも美味。昨日飲みすぎたので、今日はセーブ気味に。
寝る前に風呂に入り、就寝。
