5月24日(木)
今日もまず朝風呂に行って、すっきりする。
7時半に朝食。バイキングで、会津の漬物がおいしい。いつものことだけど、ごはんをおかわりしてしまいました。
8時半にチェックアウト。霧雨の中、飯盛山に向かう。ここは白虎隊が自刃した場所。歩く歩道に乗り、山頂の隊士たちの墓を詣でる。
この後、らせん造りのさざえ堂へ。
一方通行で、交差することなく上り下りできる構造。どうしてこんなものを作ったのか。実は通路に33観音が安置されており、この堂に登り降りすることで33観音巡りが完結できたらしい。残念ながら、明治時代に観音像は撤去されている。
9時半過ぎに、10時20分に拝観予約している上宇内薬師堂を目指す。雨はあがりそうだ。
予約の10分前に薬師堂の門前に到着。周りは田んぼと畑ばかりである。
すこし時間を過ぎたころ、目の前に白い軽トラックが止まり、おじさんが少し待ってと言って走り去った。この堂は坊さんがいず、ここの地区の人が管理している。
しばらくして、さっきのおじさん、斉藤さんが登場。薬師堂の中へ。とても話し好きのおじさんで、ちょっとうるさいくらい。堂内には小さな阿弥陀如来と、その後ろに菩薩2体と、十二神将が5体。奥にもう一部屋があり、こちらに薬師瑠璃光如来坐像(重文)と日光、月光菩薩。こんなにまじかで見られることはめったにないので、ありがたかった。とてもきれいな顔の薬師様です。
充分堪能して、新宮熊野神社に向かう。小雨がまた降り始める。11時半頃、到着。まず巨大な拝殿「長床」を見る。その後、石段を上り、熊野三社をお参りする。続いて、小ぶりな宝物殿で、木造文殊菩薩騎獅像(妻のお目当て)ほかの宝物を見て、今回の自社めぐりは終了。
あとは福島へ向かって帰るのみ。雨はほぼあがる。
13時頃、「道の駅ばんだい 徳一の里きらり」により、昼食。ざるそばを食べる。
それから、山道をひた走り、15時半頃、福島着。レンタカーを返却。16時32分発のローカル列車で仙台へ。
仙台駅で乗り換え、18時半頃、仙台空港着。
夕食に私は牛タンとビーフカレーに赤ワインを一杯いただきました。
この後、20時45分のADO便で千歳へ。
家に着いたのは、深夜12時少し前。ちょっと疲れ気味。
しかし、温泉も良かったし、北海道にはない、会津の歴史の長さに驚かされた旅でした。