Sweet Rain

日々のあれこれ、たまに詩

地震 2018.9.6 札幌

9月5日の1時過ぎ、台風21号の強風で目をさまし、3時くらいまでよく寝られず朝を迎えた。庭を見ると、菜園のきゅうりの葉がぼろぼろで、ほとんどなくなり、ししとうも一株倒れていた。トマトなどのために立てた支柱も傾いており、ダリアも危ない状態だったため、午後は庭の修復作業。台風一過気温が高く、寝不足もあり、多量の汗をかく。

夕食後、風呂に入り、12時頃に就寝。ゆっくり休める、はずだったのだが・・・。

9月6日(木)3時8分厚真を震源とする地震発生。私が住んでいる地区は震度5強。さすがに飛び起きる。全米オープンテニスを見ていた妻は、食器棚の扉を手で押さえて、食器の落下を防いでいた。数分後に停電発生。懐中電灯2本で明るくなるまですごす。近所の人が道路に出てきていたが、詳しい状況は不明。たよりはスマホだけ。

朝になって、家の中を点検。食器は小さいものが落ちていたが、1個が割れただけで、扉のガラスも無事。妻の努力がむくわれる。仏壇、神棚は備品がけっこう倒れていた。

断水に備えて、風呂、ペットボトル、鍋等に水を確保。(実際に我が家では断水はなし)。

停電が復旧するめどがたたないため(なんと全道すべてで電力喪失)、昔使った短波ラジオがあったなあと探していたら、亡くなった親父が使っていた携帯ラジオを発見。これが情報の収集にとても役立った。ラジオは必需品です。

かるく朝食をとり、今後の食料を確保するため、冷蔵庫の整理をすることに。まず、冷凍保存していたものを長持ちさせるために、冷凍庫に大きめの保冷剤をなるべく多く投入。また、小さめの保冷材は冷蔵室と野菜室へ。これがけっこう効果的。保冷材は大量に冷凍しておきましょう。

昼食は夜食べる予定だったさんまを焼いて食べる。おいしかった。お酒は飲めなかったけど。悪くなりそうなものから食べるのがこつです。

午後からは、スマホの電源が不安だったため、歩いて充電器を買いに近くの山田電機へ。店に着くと大勢の人が入り口付近に並んでおり、諦めて帰宅。近くのコンビニは全てしまっていた。ここに至って、今回の被害の大きさを実感する。

夕食はまだ外が明るい5時に、冷凍食品のエビフライを食べる。夜の明かりに仏壇用の電池で灯るろうそくを用意する。暗く、炎がゆらめくけれど、まぶしくなくていいかもしれない。先日、東京で縄文展を見たけれど、ほぼ縄文人と同じ生活だなあ。

ラジオを聴いていると、震源地近くは大変なことになっているらしい。また、札幌市内も液状化現象で被害が出ており、断水やガスの供給がないところもあり、停電だけの我が家は被害がないに等しいレベルだ。

翌7日、我が家はまだ停電中。体がべとべとして気持ちが悪い。9時前に、妻は米がなくなりそうなので、近くのスーパーを偵察に。私は、剪定の業者が来ることになっていたので、来ないとは思いつつ、留守番。停電で電話が使えないため、業者と連絡が取れない。10時前に妻帰宅。ローソンがあいていたので、餅などを購入。スーパーの近くの公衆電話から、業者と連絡が取れ、後日作業してもらうことに。よかった。また、妻の実家は昨日の深夜に電気がついたらしい。うちはいつになるのやら。

災害時、公衆電話は近くにはなくなったけれど、無料だし、使い勝手が良いツールだ。

昼食はいもをふかして食べる。しかし、もったいないとはいえ、普段より食べ過ぎのような気がする。

妻は先ほどのスーパーへ行って、米等を購入。これで何日かはもちそうだ。けっこう商品はあったらしい。少しずつ、物流が復活しているのか。昨日と同じく、5時に夕食。牛肉が溶けかかっていたので、今日はすきやき。しかし、本当に太ってしまいそうだ。

7時頃に、連絡が取れていない、老人ホームに入っているおふくろに電話するために公衆電話へ。断水地域なので、自室にいないのか、やはり電話に出ない。うーむ。

帰宅途中、家を出た時よりは明かりが増えたように思えたので、どうやら通電したか。家に到着すると、部屋の電気がついていて、久しぶりにテレビの音。やっと停電が解消された。

9時過ぎにおふくろに電話をすると、ようやく電話に出て、一安心。停電も、断水も解消され、自室に戻れたらしい。

ゆっくりと風呂に入り、12時頃就寝。6時過ぎまで爆睡。

※今回の教訓により、用意すべきもの(あるものを除く)

①LEDランタン

スマホの充電器

③飲料水、その他非常食

 

今も大変な状況におかれている方が、多数いますので、皆様、お体を大切にお過ごしください。また、亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。