先日、ビッグオフで中古DVDを物色していて、SPEEDの再結成時(2009年)の武道館のライブ「Welcome to SPEEDLAND」を購入した。聞き覚えのある懐かしい曲が並んでいて、とても楽しめたのだが、20台の彼女たちのパフォーマンスがとても痛々しく感じたのも事実だった。そこで、デビュー当時の彼女たちはどうだったのかと思い、ネット検索してみたところ、東京ドームのライブ映像(1999年)があることがわかり、そのDVDを注文した。今日、家に届き、さっそく視聴してみたのだった。
思っていた通り、SPEEDのライブは素晴らしかった。ライブの後半は音程が乱れたりもしていたが、それもご愛敬。彼女たちの疾走はとても見事なのだ。この半年後には活動を停止してしまうグループとはとても思えないパフォーマンスで、15,6才の少女たちに本当に奇跡のような瞬間が訪れたということなのだろう。一番最後の彼女たちの笑顔もこれ以上ないような満足感にあふれていたし。
しかし、大人になるということはどうしてこんなに大変なのだろう。私の好きなBABYMETALも結局メンバーを変えなければならなかったし。
純粋を貫くことがいかに難しいことなのかは、普通に生きている私たちには自明のことだけれども、少なくてもアーティストには違う生き様をみせてほしいと思う。
そう思うことは、アーティストにとって重荷なのだろうか。