Sweet Rain

日々のあれこれ、たまに詩

ハヤブサ消防団を見て、過疎地のことを考える

楽しみにしていた「ハヤブサ消防団」が2週間前に終わってしまった。

私も子供のころは、北海道の田舎に暮らしていて、物語の進行する場所や人間が妙になつかしかった。半世紀以上も前のことなので、記憶はあいまいだけれど、田舎に住んでいて子供心に辛いと思ったことはなかったし、周囲の大人たちもそんなにぎすぎすした感じはなかったように思う。自然に囲まれた生活はとても楽しかったのだ。時間はずいぶんゆっくりと流れていたし。

その後、高度経済成長で都市に人口が集中し、地方はあっというまに過疎地になった。

過疎化した地方の町や村は、財政的にひっ迫していて、そこにカルト集団が住み着くという構図は、とても現在的だ。人が増えるということは、税収が増えることに直結するから。疲弊した自治体は、毒を食っても生き延びなければならないのだろうか。

今現在、たとえば核廃棄物の処理場を誘致しようとする自治体がある。普通に考えれば、処理場にプラスの面は考えられない。ただ、この地域を存続させるためには、継続的に入ってくるお金が必要だと考える住民がいても不思議はないだろう。

過疎地の問題は、そこに人が住んでいる限り、解決するのがとてもむずかしい。

なにか良い手立てはないのだろうか。

ハヤブサ消防団」はこんなことも考えさせられた番組だった。

もちろん、ストーリーやキャストの皆さんも素敵だったけどね。