昨日、大雨が過ぎて、窓の外を見ると、ライラックが小さな花をつけていた。
よく見ると、今年の冬に大雪で割けた枝を、ダメもとでテープ(右側に光って見えます)を巻いて補修しておいた枝だった。とうに過ぎた花の季節にも、ほぼ枯れ枝状態だったので、秋には切るしかないなと思っていた部分だ。
しかし、植物はどんな状況でも生きようとするんだね。えらいもんだ。そして、けなげだね。
3月くらいから、いろいろあって、ちょっと鬱っぽかった私も見習わなければ。まあ、今はだいぶ戻っているけどね。
ところで、話題は変わるけど、少子高齢化対策で、「産めや、増やせや」と政治家の皆さんは大合唱しているが、若者たちは余計なお世話だと思っているんじゃないだろうか。私には、卵を産む鶏を狭いゲージに閉じ込めて、それ産め、それ産めと言っている風景が目に浮かんでくる。そんなことはやなこったと若者たちは思っているにちがいない。
社会の生きやすさが上がれば、自然と子供も増えると思うのだが。
バブルのころはよかった、と懐かしみながら、今の生きづらい社会を作った責任の一端は、私たちの世代にも当然あるのだろう。反省しなければ。
私たちは、いましばらく、没落してゆく日本を静かに見守っていくしかないのだろう。