Sweet Rain

日々のあれこれ、たまに詩

ちいさな砂糖菓子の食べ方について 1

父を亡くしてから

自分の老い方について

考えるようになった

 

日常生活ができなくなり

最後に寝たきりで数カ月

 

そこに生きている意味はあったのだろうか

 

近頃は私も

言葉がすぐに出なくなったりして

暗闇にじっとたたずんでいた父親に

自分を重ねてしまう

 

これで

楽しいこともなく

日々ただずっと死を待ち続ける生活に

耐えられるのだろうか

 

考えても

明快な答えはない

あるのはただ

その日々をたんたんと生きていくことだけだ