Sweet Rain

日々のあれこれ、たまに詩

怪談 血圧灯籠

今年に入ってから、落語のCDブックを買い始めて、月に2~3話を聞いている。

志ん生圓生、小さんなど、やっとひいきもできてきた。いままで、何をやっていたんだか。今更ながら、勉強が足りないのを痛感しているところだ。

先週も買ってきた圓生の「怪談牡丹灯籠~栗橋宿」を聞いていて、すごいなあ、と感嘆しきりである。江戸の歌舞伎や浄瑠璃などに代表される文化は、けっして人間の持っている動物的なところから目をそらさず、そのまま作品に仕上げている。いろいろなものから、逃げていないのだ。すごいことだ。

ところで、全く関係ないのだが、この2,3日で私の体に起こったことを一節。

7年前、退職してはじめて、健康診断を近くの個人病院で受けたのだが、なぜか血圧が異常に高く、もし調子が悪かったら、血圧の薬を出しますよと言われた。過去には血圧が異常だったことはなく、一過性のものだろうと考え、放置していた。ただ、ちょっと心配だったので、とりあえず、血圧計を購入し、たまに計測していた。数値的には働いていたときよりは明らかに高めだったのだが、140をすこし越えるくらいで、体調にも変化がなかったので、ここ2年ははかることもなかった。

そして、昨日、何を思ったか、久しぶりに血圧計に腕を通した。

これがそのときの数値。

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ちょっと感動的なほど、普通。やっと、退職生活にも慣れたのか。

そして、今日。妻が健診を受ける日なので、私も血圧を測ったところ・・・。

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なんじゃこりゃ!!という松田優作状態的な数値。

これはまずいということで、深呼吸を数度して、再計測。

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数分で20ほど下落。しかし、2,3分でこんなに変わるものなのか。

ぜひ、専門家に聞いてみたいものだ。

そして、ついさっき計ったのがこれ。

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夕食後で、お酒も飲んでいるし、それでこれなら、問題ないのだろう。

私は本来とてもびびりなので、ちょっとした心理的負荷でも、血圧は反応するらしい。

白衣高血圧症なんていうのもあるらしいし。

というわけで、夏にぴったりの、幽霊のように実体のない血圧の話でした。

おあともよろしいようで。

では、また。