Sweet Rain

日々のあれこれ、たまに詩

秋の味覚と「養老先生、病院へ行く」の感想

昨日、妻のおかあさん手作りのいくらの醤油漬けが届いた。

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写真では、凍っていて中身がよく見えないけど、とてもおいしそう。

本当は自分で作ればいいのだが、どうせろくなものができないので、毎年この時期に手をわずらわせてもらっている。おかあさん、いつもありがとうございます。

北海道はどんどん鮭がとれなくなり、すじこの値段もはねあがっているらしい。さんまにしてもそうだし、秋の味覚はだんだん食べられなくなってしまうのだろうか。

しばらくしたら、スーパーの品ぞろえもどこか違う地域のようになりそうだ。いやな時代になったね。

さて、最近「養老先生、病院へ行く」を読んだ。

私も養老先生と同じく、定期的な健康診断を受けず、体が不調になったときに病院へ行く主義なので、とても興味深く読んだ。結局、80台の養老先生はかなり体調が悪くなってから病院を受診して、命拾いしたらしい。そして、このようにのたまう。生きているうちに、採集したヒゲボシゾウムシの標本を整理して、「それ以外のことは身過ぎ世過ぎ、テキトーに済ませておくことにする。」

うーん。見事なほど変わってないね。人間は死ぬときは死ぬので、生活のために働く必要がなくなったら、好きなことをして生きていきましょうということか。こんな境地になれたらいいよね。

振り返って、自分はどうなのかと考えてみると、まあ、先生に近い生活をしているのかもしれない。けっこう貧乏だけどね。

ただ、病気で苦しい思いをしたくないなあ。

ぽっくり死ぬのが理想だけど、これはちょっと、欲ばりすぎかなあ。