Sweet Rain

日々のあれこれ、たまに詩

BABYMETAL東京ドーム公演を見て、ひさしぶりに高校時代を思い出してしまった

ここ2~3日、BABYMETALの2016年の東京ドーム公演を、WOWOWの録画でみている。METAL RESISTANCE第4章の最終公演なので、一日目「RED NIGHT」では3姫たちは感情がたかぶっていて、YUI、MOAなどは、ときおり涙ぐんだりもしているようにみえる。

それもそうだよね。一年間、海外をまわって、その後、国内のフェスに参加して、最後に東京ドームだものね。いろいろ思うこともあるよね。「KARATE」なんて、こんな感動的な曲だったっけ。

そして、二日目「BLACK NIGHT」である。ラストの「イジメ、ダメ、ゼッタイ」を歌い終えたときの、やり切った感のある笑顔でステージを駆けまわる少女たちに、私もおもわず笑みがこぼれる。・・・きみたちはすごいよ。まだ若いのに、よく、がんばっているよ。

見終わった後、私の高校時代はどうだったかなどと考える。学園紛争がふきあれ、よかれあしかれ、人生の中で、目いっぱい感受性をひらき、一番、自分の生き方を考えていた時代だった。その後、大学へ行き、就職して、社会とうまく折り合うことをおぼえて、どうにか今まで生きてきた。ただ、いままでで、一番充実していた時代はいつかと考えると、やはり高校時代になってしまう。まあ、これはたまたま私の話で、人それぞれに密度の濃い時代が存在するのだろうけど。

BABYMETALのこれからはどうなるのか。普通の人間のステージでは、徐々に丸くなって、社会に適合したりするのだが(いわゆる大人になるというやつです)、メタルの世界にとどまる限り、そんなことは許されないはず。YUIの不在の間に獲得した、精神の強さや、さまざまなスキルをもった新しいBABYMETALを見てみたい。

もちろん、無理だとは思うけど、YUIの復帰があったらうれしいのだが、こればかりは神のみぞ知る、だよね。