Sweet Rain

日々のあれこれ、たまに詩

冨嶽三十六景を見にゆく

今日は昼から、道立近代美術館へ「日本の美 百花繚乱」展を見に行った。近美は住んでいるわりにほとんど訪れず、10年ぶりくらいかなあ。ほとんど、なつかしいという感じである。

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展示物は鈴木基一の「風神雷神図」が初めて見られてうれしい。あとは北斎の「富嶽三十六景」を一度に全て見られたのが初めての経験だった。構図の取り方がすごい。久しぶりに感動した。まあ、私が言ってもしょうがないけど。後期は広重の「東海道五拾参次」が一挙に展示されるらしいので楽しみである。

展示物の中で、仙台藩順姫の駕籠の豪華さは、日本の上流階級のすごさを表していて、社会の階級の差というのはおそらくなくならないと思わされた。まあ、今どきの共産主義も同じように差を作るほうにいっているから、これが文化(美術)の宿命なんだろう。

あとは応挙の犬が相変わらずかわいかった。

そういえば、話はまるで変わりますが、何日か前に、我が家の庭でセミのぬけがらを発見。(場所は梨の木の葉)。

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アブラゼミかなあ。数年前までは毎年、発見していたんだけど、ここ数年見ていなかったので、うちの庭も終わったのかなあと思っていたところだった。ちょっとうれしい。